今回のテーマはストラップの重要性です。
みなさんがエレキギターを練習する時は、おそらくヘッドホンをして、椅子に座って練習すると思います。
私はアンプがなかったので、無理やりCDラジカセにつないで音をだしていました。
椅子に座って練習をしていたのですが、ストラップはつけていませんでした。
重たいギターを膝の上にのせて練習する。
そうすると無意識のうちに、ギターが落ちないように、ギターを抱えあげるクセがついてしまうのです。
左手で大切なのは、しっかりとポジションを押さえること。
そして、左手の表現を使って音にメリハリをつけることなのに、いつの間にか、左手でギターを持ち上げるような姿勢になってしまっていました。
だからライブに出演して、立って弾く時も、ちょっと左肩が下がっていて、左手でギターを支えるように弾いていました。
ストラップはおまけみたいな感覚。
ネックレスみたいな感覚でした。
そうではない。
ストラップはギターを体で支えるためのものです。
ストラップを使って、重たいギターを、宙に浮いたような状態にする。
そこに左手と右手をもってくるのです。
なので、ストラップを使って、体全体でギターを抱えた上で、左手と右手が自由に動かせる状態を作ってあげる。
そうしないと、腕でギターを抱えるクセがついて、両手の自由が制限されます。
ストラップが原因とも知らずに、自分にはできないフレーズがあると思ってしまい、自信喪失にもつながります。
初心者のうちは、立って練習する機会はそんなにないでしょう。
座って弾くのなら、ストラップを必ずつけて、体全体でギターを抱えた状態にしてください。
そのためには前かがみだとダメなはずです。
ある程度姿勢を良くしていなければ、ギターは体で支えられません。
これは結構、エレキギター上達のために、ポイントとなるところです。