今回のテーマはエレキギターの教則本についてです。
私はアコースティックギターはまず、コードが書いてある本だけをひたすら練習して、コードを覚えました。
これは正解だったと思っています。
でも、エレキギターに関しては、スピッツのバンドスコアから練習してしまったのです。
まだコードしかわからない段階で、プロの演奏するギターを楽譜にしたものを練習する。
これにはかなり無理があります。
世の中の天才的なギタリストは、レコードを聴いただけで、そのとおりに曲が弾けたなんて話も聞きますが、そんな人はめったにいません。
まずは基本となるコードをアコースティックギターで覚える。
そして、エレキギターは初心者向けの、ギターの基礎を扱ったものを1冊買う。そして、その1冊を何度も繰り返して、練習する。
それが大切だと思います。
初心者向けの教則本には、ピックの持ち方から、姿勢から、左手の握り方のスタイルからと、ギターの基本が書いてあるものを選んでください。
私のように、いきなりバンドをコピーしようとすると、どうしても無理が出てきてしまうし、その無理を補おうとして、変なクセがついてしまいます。
僕がギターの基礎をしっかりと勉強しておくべきだったと気づいたのは、20歳を過ぎてからでした。
その時にはもう、自分のクセがついてしまっていて、なかなかしっかりとした音を出すのが難しく感じられました。
中学生や高校生でエレキギターを始める人は、基礎なんて関係ない、と思っているかもしれません。
でも、後から、基礎がきいてきます。
エレキギターの基礎、初心者向けのものを手に入れたら、とにかくそれをひたすらやる。
あれも弾きたい、これも欲しい。
そうなる気持ちはわかるのですが、1冊を完全に弾きこなせないのに、新しいものが弾けるはずがありません。
バリバリのロックギタリストで、ギャンギャン音を出しているような人でも、しっかりと基礎ができている人が多いです。
あれこれ手を出さずにまずは、初心者向けの基礎の教則本を1冊。
繰り返して練習してください。