今回はアコースティックギターについて書きたいと思います。
エレキギターを始めようとしている人に書いているブログなのに、何でアコースティックギターなのか、と思う人もいるでしょう。
でもエレキギターの練習には、アコースティックギターも必要なんです。
なぜか。
①エレキギターでは、ギターのボディの鳴りを感じられない。
ギターとは、まず左手でポジションを押さえて、右手で弦を弾いて音を出します。
その弦の振動が、音になって出てくるわけです。
エレキギターだと、その振動をマイクで拾って、ケーブルを通してアンプに行きます。
そして、アンプから、加工された音がでるんです。
自分は軽く弦に触れただけなのに、アンプの音量を大きくすると、当然大きな音が出ます。
これでは、自分で音量をコントロールするという意識が身につきません。
その点、アコースティックギターは、弦の振動がそのまま音になって外に出ます。
アコースティックギターをじゃ~んと弾いて、音が続いているのは、アコースティックギターのボディが振動しているからです。
このアコースティックギターのボディの振動を感じないと、エレキギターを弾いている時に、弦をはじくという感覚がなかなか体に染み付きません。
間違ってしまうと、弦をこする、弦をなでるような弾き方になってしまいます。
なのでアコースティックギターで、ギター本来の鳴りを体感する必要があるのです。
②左手でフレットを抑える力を鍛える。
ギターは左手で、指板(フレット)を抑えます。
※通常の右利きの人の場合
エレキギターは、フレット上の弦を軽く押さえただけで、アンプから音がでます。
多少しっかりと押さえてなくても、音がでます。
なので、自分ではギターを弾けた気持ちになってしまいます。
でも、アコースティックギターは、フレット上の弦をしっかり抑えないと、音が途切れます。
しっかりと的確に弦を抑えられていないからです。
さらに、エレキギターより、アコースティックギターのほうが、弦を抑えるのに力がいります。
エレキギターばかり弾いていると、ギターをしっかりと弾くための左手の握力もつきません。
ですから、エレキギターを始めようと思っている人は、エレキギターと一緒に、アコースティックギターを買ったほうがいいと私は思います。
アコースティックギターの買い方は、エレキギターとは反対です。
通販ではなく、リサイクルショップのような中古屋さんに行きます。
そして、デザインよりも、弦をかき鳴らした時に、できるだけ長く音が鳴っているものを選んでください。
そのアコースティックギターは、ボディの鳴りがいい。
つまり、振動しやすい。しっかりと作られているということです。